薬と健康の週間(物理編)~妊娠検査薬について~


今週は、「薬と健康の週間」です。今日から、薬ゼミ大阪教室でも「薬と健康」をテーマにブログを配信していきます。

トップバッターは、物理編です。

厚生労働省のHP:「薬と健康の週間」

 

おはこんばんちわっす!

薬ゼミ大阪教室、物理担当の澁路です。

 

皆さんは、妊娠検査薬の判定方法をご存じでしょうか。

薬局等でも簡単に手に入ることから、最近では薬剤師国家試験で出題されることも増えてきました。

今回は、原理はいったん置いておいて、患者さんに正しい説明が出来るように、

「妊娠している場合」「妊娠していない場合」の判定方法をわかるようにしておきましょう。

 

いきなりですが、問題です。

図のように、妊娠検査薬の判定結果が出た場合、患者さんにどのように説明するのが適切でしょうか。

①~④それぞれのパターンで考えてみてください。

答えは、

①妊娠している可能性が高いです。

②妊娠していない可能性が高いです。

③正常に検査が出来ていません。再検査してください。

④正常に検査が出来ていません。再検査してください。

というような感じです。

ポイントは、妊娠検査薬は確定診断ができるわけではありません。

あくまで「可能性が高い」ということを伝えて、気になる場合は、病院の受診を促しましょう。

妊娠検査薬は、妊娠を早期発見するための補助的な役割であることを伝えましょう。

また、③④のようにコントロールラインに発色が見られない場合は、再検査となってしまいます。

たとえ、判定ラインに発色が見られていても、誤った情報を患者さんに伝えないようにしましょう。