薬と健康の週間(化学:漢方編)~子育てに役立つ漢方!?~
今週は、「薬と健康の週間」です。本日は、化学(漢方)編です。
皆さん、こんにちは。
薬ゼミ大阪教室の化学担当の佐々です。現在、2歳児と0歳児の子育て真っ最中です。
子育てで大きな悩みが…
「夜泣きと夜尿症(おねしょ)」
パートナーとともに、毎日頭を悩ませています…。
そんな悩みに、効果のある漢方が抑肝散です!
◆抑肝散(ヨクカンサン)◆
用途:虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の緒症:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児癇症
神経のたかぶりを抑えるころで、小児の夜泣きや夜尿症に効果があります。
アルツハイマー型認知症の方への処方を見た方もいるんじゃないでしょうか。
抑肝散は、イライラを抑えると認識しておきましょう。
※「肝」は肝臓という意味ではないので気を付けてくださいね。
夜泣きや夜尿症に抑肝散ですが、子供だけでなく親子で処方されることがあります。
親の気持ちになって、「子供の夜泣きやおねしょ」を想像してみてください。
夜泣きやおねしょは親もストレスフル(しんどいですよね…)。
親がイライラすると子供にも伝播して悪循環になってしまうことも…。
「子供のために頑張ろう」という気持ちがさらに精神的な負担になることもあります。
誰かに頼ること、薬に頼ることも大切です。
我慢しすぎないように、子供やパートナーと話をしてみんなで克服していきましょう!
講義で聞いたことがある内容でも、実際の現場に直面するとなかなか踏ん切りがつかないことがあります。
※医療現場だけでなく、子育ての現場、介護の現場でも実践していきたいですね。
是非、知識を活かせるようにしていきましょう。