薬と健康の週間(生物編)~秋といえば…食欲の秋!~


今週は、薬と健康の週間です。本日は、生物編です。

 

こんにちは!薬ゼミ大阪教室の赤岩です。

今年は10月に入っても暑い日が続いていましたが、ようやく少し秋らしい気候になってきましたね。

と言えば、、、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋などが思い浮かびますが、

何と言っても食欲の秋!!

食べ物が美味しくて美味しくて、つい食べ過ぎてしまいます(秋に限らずですが・・・)

体重計に乗ってビックリ!!!なんてこともしょっちゅう

では私たちの食欲の調節はどのようにしているのか、

食欲調節の仕組みの一部を生物的に考えてみましょう☆

 

食べ物から得られるエネルギーが、消費するエネルギーを上回ると(つまり食べ過ぎ)

余ったエネルギーはトリアシルグリセロール(TG)として脂肪細胞に貯蔵されます。

 

TGを十分蓄えた脂肪細胞は、レプチンというホルモンなどを介して

脳の視床下部に『もう食べなくていいよ~』という情報を送ります。

 

視床下部には自律神経の高位中枢があり、ノルアドレナリンなどを放出することにより脂肪細胞に貯蔵されているTGの分解を促すとともに、食欲を抑制してくれます。

 

レプチン、何てありがたい存在!

ストレスなどによりこの経路が上手くいかなくなると、肥満へと向かうわけです。

ちなみにレプチンを欠損したマウスは、過食で著しい肥満になることが知られています。

 

何だかこの話を聞いただけで、ストレスですね。

美味しいものを食べてストレス発散しましょう!

(また太る…)